ブラックペアンに度々登場~人工心肺装置~
こんにちは、臨床工学技士科の九之池です。

突然ですが、みなさん、TVドラマ「ブラックペアン」を見てますか?
嵐の二ノ宮くんがダークヒーローを演じて話題ですが、
心臓外科医が主役のストーリーなので、
オペ室(手術室)の映像の中に
臨床工学技士やその技士が扱う『人工心肺装置』がちょくちょく登場しているの、わかりましたか?


そもそも人工心肺装置とは何でしょうか?
心臓の中はたくさんの血液に満たされていますので、
そのまま手術することはできません。
そこで、人工心肺装置という心臓と肺の代わりになる機械を使い、
さらに心筋保護液(心臓を止め、かつ心臓を保護してくれる液)を注入して心臓を止めて手術をします。

ブラックペアンに出てくる佐伯式という手術は、
心臓を動かしたまま心臓を切る術式なので、
人工心肺装置無しではできない手術です。

臨床工学技士は心臓手術の前に人工心肺装置のセッティングを行い、
手術が始まると心臓外科医の指示を受け機器を操作します。
医師や看護師が話す薬や機材のことを理解し、
次に何をするべきか考えて操作と準備を行っていきます。
円滑で安全な手術を行うためには
臨床工学技士も機器の操作だけでなく、
手術全体の進行もわかっていることが大事です。
このように、自分の領域だけでなく
幅広い視野を持って、
臨床工学技士も手術チームの一員として仕事をしているのです。
ちなみに「ブラックペアン」とは、真っ黒なペアン(止血用鉗子)のことです。

普通、ペアンはシルバー色です。
6月10日(日)のオープンキャンパスでは、
ちょうどこの人工心肺装置の体験を行います。
姫路医療専門学校にある人工心肺装置は
医療現場と限りなく同程度の機能を備えています。

実際に人工心肺装置を触ってみませんか?
姫路医療 臨床工学技士科のオープンキャンパスはこちらをチェック

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