脊髄梗塞に対する作業療法

みなさんこんにちは。
姫路医療専門学校、作業療法士科教員の松本です。

まだ暑い日が続いておりますが、体調等崩されてはいませんか?
水分補給や食事など体調管理には十分気を付けてお過ごしくださいね。

 

さて、テーマにも挙げている『脊髄梗塞』ですが、 ”ひろみちお兄さん”で知られる佐藤弘道さんが発症されたことで、たくさんの方が耳にされたのではないでしょうか。

今回は、『脊髄梗塞』に対して作業療法士がどのようなことを行うのか、少しだけご紹介します。

 

脊髄梗塞(せきずいこうそく)とは?

脊髄梗塞とは、脊髄を栄養する血管が詰まってしまい、脊髄の一部が壊死してしまう病気です。

・手足の感覚が鈍くなる
・力が入らない
・痺れや痛みが出現する

など、色々な症状がみられます。

人によって症状が出る箇所や程度も様々で、

・箸が持ちにくい
・ボタンが留めにくい
・足の裏がずっと痺れていて歩くことが難しい

など、今どんな状態で何に困っているのかを確認し、リハビリを行っていく必要があります。

作業療法士の役割は?

作業療法士の役割は多岐にわたっています。

筋力訓練などの身体を鍛えることはもちろん、着替えや食事、入浴、トイレなど、その人の生活に関わる全ての生活動作を行えるように、動き方などの方法を考えていきます。

また、道具を使うことや家具などの配置を変える提案をすることも役割の一つとなります。

 

そのため、作業療法士は

その人の生活状況を知ることが大切です。

その人に合わせたオーダーメイドの提案を考え、可能な限り病気をする前と変わらない生活へ戻っていただくための支援を行っています。

 

苦労すること、困っていることは人それぞれですが、その人の生活を取り戻すため、作業療法士やその他の医療職の方々は取り組まれています。

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