第30回近畿臨床工学会 臨床工学技士科2年生が発表しました

こんにちは。
臨床工学技士科教員の島本です。

今年度、臨床工学技士科の2年生では、「探求」というゼミ形式の授業を行いました。
学生さんひとり一人が興味のある分野を選び、その分野を ”探求” します。

血液透析を探求する「代謝ゼミ」では、11月23・24日に和歌山で開催の「第30回近畿臨床工学会」発表を目標に研究してきました。

 

血液透析とは、腎臓の悪い患者さま(腎不全患者)に対して行われる治療法です。

腎不全になると、尿毒素や水分が自力で排出できないため、この治療法で老廃物や水分を除去する必要があります。

透析治療では、血管に針(透析針)を刺して血液が流れるチューブ(血液回路)につなぎ、血液ポンプで体外に血液を循環させます。

ダイアライザ(一種のフィルタ)に血液を通して老廃物や水分を除去後、再び体内にもどします。

透析治療は、血液をきれいにする治療なのです。

 

治療中は透析針と血液回路をつなぐのですが、体内に血液をもどす際、針先に圧力がかかります。

代謝ゼミでは、針先にかかる圧力とそれに伴って血液回路が外れる事故との関係を実験してきました。

 

今回、その成果を「第30回近畿臨床工学会」で発表しました。

代謝ゼミ代表の学生さんからは、「めちゃくちゃ緊張したーーーーー!!」との声が(笑)

 

もう一演題、「循環ゼミ」代表の学生さんも発表しました。

2人ともよく頑張りました!!

 

最後になりますが、和歌山はみかんが有名ですね。
学会の会場には箱ごとみかんが置いてあり、食べ放題でした(笑)

やはり、本場のみかんは絶品でしたよ^^

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