臨床工学技士とコミュニケーション①

みなさん、こんにちは。
臨床工学技士科、教員のオティムです。

今回は「臨床工学技士とコミュニケーション」についてです。
第4回にわたって投稿予定★

 

第一回はこちらから^^

【第1回】臨床工学技士とコミュニケーションの重要性
~コミュニケーションが活きる場面~

臨床工学技士として働くためには、医学と医療機器の専門知識や技術を学ぶことが大切です。
しかし、それだけで大丈夫でしょうか??

医療現場では、臨床工学技士が優れたスキルを持っていても、それを正しく伝える力がなければ、患者さんや他の医療スタッフとの信頼関係を築くことができません。
そして、そのために必要なのが「コミュニケーション力」なのです!

医療現場では医療機器のスペシャリストとして働く中で、なぜコミュニケーション力が重要なのか、コミュニケーションが活きる場面を具体的に見てみましょう。

 

— 患者さんとの関わり —

臨床工学技士は、患者さんが使用する医療機器の操作や仕組みについて説明することもあります。
例えば、透析治療を初めて受ける患者さんが、不安や疑問を抱えているケースを想像してみてください。
患者さんから質問を受けた際に、臨床工学技士が丁寧にわかりやすい言葉で説明し、安心感を与えることで、患者さんのストレス軽減にもつながります。
また、信頼関係を築くことで、患者さんが不調や不安を相談しやすい雰囲気をつくることも重要です。

 

— 多職種との協力 —

臨床工学技士は、医師や看護師といった他の職種と密接に連携する必要があります。
例えば、人工呼吸器に不具合が発生した場合、看護師から報告を受けた際に、臨床工学技士は迅速に状況を把握し適切な対応をします。
同時に、医師や看護師に「どのような不具合が発生し、どのように対応するのか」を的確に説明し、安全な治療が継続されるようサポートします。

 

このように、臨床工学技士としてのコミュニケーション力は、患者さんや医療スタッフの信頼関係を築き、安全で質の高い医療を提供するために欠かせないものです。

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次回は、良いコミュニケーションを取るために臨床工学技士が心がけていることをいくつかご紹介します。
どうぞお楽しみに!

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