【大学卒業後にめざした】言語聴覚士という仕事
みなさん、はじめまして!
今年の4月から言語聴覚士科の教員として着任しました
上根英嗣(かみねえいじ)と申します。
医療業界に興味がある方、まだ自分のやりたい仕事が見つかっていない方にこのブログを
読んでいただけると嬉しいです。
【人とのコミュニケーションの大切さ】
まずは、私が言語聴覚士になったきっかけをお話しします。
大学3年生の頃、オーストラリアに2泊3日のホームステイに行きました。
ホームステイ先のご家族が笑顔で迎え入れてくれましたが、英語を話すことも
聞くこともできなかったので、
相手の気持ちを理解したくても、理解できない
自分の気持ちを伝えたいのに、伝えられない
とてもモヤモヤしたもどかしい気持ちになり、コミュニケーションの大切さを改めて感じました。
そこで、もともと心理学に興味があったので、心理学を活かしながら人とのコミュニケーションに
強く関われる仕事がしたいと思い、調べたところ言語聴覚士を見つけました。
『これやな』
そう思い、大学を卒業後、言語聴覚士の国家資格を取得するため2年制の専門学校に行きました。
国家試験の勉強は決して簡単ではありません。
勉強や将来のことが不安になり、専門学校を辞めたい、そう思った時期もありましたが、
やはり自分は言語聴覚士になり、コミュニケーションに障害を持った方々を支えたいと思ったので、
勉強を頑張り続け、国家試験を合格することができました。
【患者さんと私たち言語聴覚士は対等関係】
専門学校卒業後は病院に勤務しました。
たくさんの患者さんとお会いしましたが、その中でも特に印象に残っている患者さんのお話をします。
その患者さんは文字を書くこと、言葉を話すことが苦手であったので、
訓練として一緒に文字を書く練習をしたり、歌を歌ったりしました。
ある日、患者さんから「文字が下手で見えにくい、歌も下手」とご指摘がありました。
そこで私なりにしっかり丁寧に文字を書く練習、歌の練習をしてみました。
その後の訓練では、患者さんに言語聴覚士として認められるようになりました。
認められたということは、自分が思っているより文字、歌がやはり下手であったということ。
今までは言語聴覚士が患者さんを治してあげるものだと思っていたのですが、この経験より
患者さんから学ぶことがある
患者さんが自分に気づかせてくれることがある
患者さんと言語聴覚士は対等である
ということを学びました。
患者さんたちは、皆さん人生経験が豊富で、私の知らないことをたっくさん教えていただきました。
【目に見えない障害と本気で向き合う】
言語聴覚士が関わる患者さんは、上手く話すことができなかったり、相手の言葉をなかなか理解することができない方々。
周りから見ても、障害を持っていることに気づかれにくいため、もどかしい気持ちで日々を過ごしています。
ですので、患者さんは私たち言語聴覚士とお話するのを、本当に1日の楽しみとしているんですね。
言語聴覚士は、そんな目に見えない障害をもつ患者さんに寄り添い、自信、生きがいを持ってもらい、
その人らしい豊かな人生を実現していくお仕事なので、本当にやりがいがある仕事です。
人から学ぶ姿勢がある、謙虚である人
人の気持ちを考えることができる人
人とのコミュニケーションが好きな人
これらに当てはまる人は、言語聴覚士に向いていると私は思います。
是非、一度考えてみてはどうでしょうか?
【最後に】
ここまでこのブログを読んでいただいた方々、本当にありがとうございました。
少しでも私の話がご参考になれば、とても嬉しいです。
これからも言語聴覚士の素晴らしさをたくさんの方々に伝えていけたらと思っております。
少しでも言語聴覚士に興味をお持ちになられたら、ぜひ一度ご来校下さい。
プロの言語聴覚士と一緒に職業体験ができますよ(^▽^)
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- 【学校名】 学校法人神戸滋慶学園 姫路医療専門学校 兵庫県認可の専修学校 / 厚生労働省指定の養成施設
- 【所在地】 〒670-0927兵庫県姫路市駅前町27番2 tel.0120-616-187/079-226-8115 fax.079-226-8116
- 【交通】 JR姫路駅東口より歩行者専用デッキで徒歩4分
- 【学科】 ■作業療法士科〈昼間部3年制〉 ■言語聴覚士科〈昼間部3年制〉 ■臨床工学技士科〈昼間部3年制〉 ■救急救命士科〈昼間部3年制〉※2024年4月 誕生!