Wi-Fiと周波数の豆知識

こんにちは、臨床工学技士の竹本です。
いきなりですが…
皆さんはお家でWi-Fiを使用するときに『5G』『2.4G』と書いてあるどちらを使用していますか??
実は使い分けることによって安定したデータ通信が可能というのをご存知でしょうか!?!?
今回のブログでは、目に見えないけど私たちの生活を豊かにしてくれている周波数について2つのお話をご紹介します。
ちょっとマニアック?理系じゃないと分からない?
そんなことありませんので、リラックスしてお読みください(^^)
先ほど言った『5G』『2.4G』とは電波の周波数のことで、周波数とは一秒間に何回波打っているか、ということです。
つまり『5G』は一秒間に5,000,000,000回、『2.4G』は2,400,000,000回という、とんでもなくすごい回数、波打っている電波を飛ばしています。
周波数が高いとたくさんの情報を送ることができるので通信速度がとても速いですが、
実は障害物があるとうまく受信できないというデメリットがあります。
イメージとしては、お家の1階のにあるWi-Fiルータの近くだと通信速度が速いけど、2階の部屋に行くと通信速度が極端に遅くなるといった経験はないでしょうか?
そんな時に出番となるのが『2.4G』の周波数!
5Gと比べると多くの情報を飛ばせないので通信速度はやや遅くなりますが、障害物をノラリクラリとかわして遠くまで飛ばしてくれるため、離れたところにいても安定した通信速度が確保できるのです!!
お家の通信環境が悪いと感じている方は一度設定を確認してみてはいかがでしょうか??
そしてさらに!この「2.4G」についてもうちょっと掘り下げたいと思います。
「2.4G」は、皆さんが家庭でよく使っている家電にも使われているんです。
それは・・・
実は「電子レンジ」!
電子レンジ内で2.45G Hzの周波数を食べ物に当てることで、水分子が吸収し、振動することによって摩擦が発生し、その摩擦熱によって温められています。
(火がないのに温まるってすごくないですか?)
さて、ここで皆さんに質問です。
不思議に思うことはないでしょうか!?
目には見えませんが、Wi-Fiなどありとあらゆるところで電子レンジと同じ周波数が飛び交っているのにも関わらず、なぜ自分が「チン」されないのか!?!?
答えは「出力」が全然違うからなんです。
電子レンジの出力は数百Wと高い出力を使用していますが、Wi-Fiは数十ミリWほどと出力がとても弱く、ほとんど人間に影響を与えません。
人体に影響があるのであれば、商品化されてないですよね。。。(笑)
先ほど説明した通り、Wi-Fiは出力がとっても弱いため、電子レンジを使うと、通信を妨害されてしまうといったことがあります。
急に通信速度が遅くなり、急に通信速度が回復した時は電子レンジを疑ってみましょう。
さて、今日お話した内容は、「物理」に当たります。
「勉強」と思うと難しいですが、「自分の生活の中にあるもの」と思うと、身近に思えませんか?
興味を持ってくださった方がいらっしゃったら、医療と工学の知識を兼ね備えた臨床工学技士をめざしてみませんか?
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- 【学校名】 学校法人神戸滋慶学園 姫路医療専門学校 兵庫県認可の専修学校 / 厚生労働省指定の養成施設
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- 【学科】 ■作業療法士科〈昼間部3年制〉 ■言語聴覚士科〈昼間部3年制〉 ■臨床工学技士科〈昼間部3年制〉 ■救急救命士科〈昼間部3年制〉※2024年4月 誕生!