救急救命士の国家試験とは?

みなさん、こんにちは。
姫路医療専門学校、救急救命士科教員の坪田です。

救急救命士は、医療国家資格の一つで、国家試験に合格しなければ取得できません。

救急救命士の国家試験の合格率は?難易度は?

一度は疑問に思ったことはありますでしょうか。

本日は救急救命士の国家試験について、イロイロお伝えします。

 

日程や開催地

開催数
毎年1回

日時
毎年3月の第2日曜日

開催地
北海道・東京都・愛知県・大阪府・福岡県

 

内容

救急救命士国家試験はA問題、B問題、C問題、D問題からなります。

A問題(一般問題)120問(1問1点) 午前に実施

B問題(一般必修問題)30問(1問1点) 午後に実施

C問題(状況設定 必修問題)10問(1問2.5点) 午後に実施

D問題(状況設定 一般問題)40問(1問2.5点) 午後に実施

※一般問題・・・教科書内の知識を問う問題

※状況設定・・・症例問題。救急救命士の現場対応能力を問う問題で、なお点数配分が高いです。

基礎医学(社会保障・社会福祉、患者搬送を含む)
臨床救急医学総論
臨床救急医学各論(一)~(三)
医学の基礎知識や、救急分野に特化した問題も出題されます。
マークシート式の筆記試験のみで合否が判定されます。

 

試験合格ライン

必修問題 44.0点以上/55.0点(8割以上)

通常問題 132.0点以上/220.0点(6割以上)

平均点は厚生労働省の第46回救急救命士国家試験の合格発表によりますと、

必修問題 51.0点

通常問題 174.4点でした。

性別は男性 2753名、女性301名となっており、合格者受験資格別(資格取得施設)内訳は

・2年課程以上の救急救命士養成学校 1082名

・4年生救急救命士養成大学     791名

・救急救命士養成所(消防吏員)   1136名

・その他(自衛隊衛生学校等)    45名

となっています。

 

合格率

2023年の合格率は93.8%で、過去最高を記録しました。

2022年は91.3%、2021年は86.9%、2020年は87.0%で、近年は85%以上と国家試験の中ではかなり高めです。

合格率が高いからといって試験の難易度が低いわけではありません。

消防で勤務する救急救命士は、地方公務員の一種で、より高度で専門的な応急処置を行うため、

幅広い医療の専門知識が必要となります。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

救急救命士の国家試験だけでなく、どんな働き方をするのか?など

もっと救急救命士についてもっと知りたい!とお思いの方は、

是非本校オープンキャンパスにお越しください!

画像をタップしてみてね⇩

 

また、救急救命士科の入試の内容を知りたい、

学費の相談がしたいという方は個別相談会にお越しください!

画像をタップしてみてね⇩

 

そして、本校には、救急医療の現場で活躍するもう一つの職業「臨床工学技士科」があります。

こちらも是非一度チェックしてみてくださいね☑

画像をタップしてみてね⇩

ブログカテゴリー