臨床工学技士が扱う医療機器 ~人工呼吸器編①~

こんにちは!
今回は、臨床工学技士科が扱う医療機器について紹介します。

まずは、「人工呼吸器」です。

皆さんは、「人工呼吸器」という言葉を聞いたことがありますか?
その名の通り、人の呼吸を人工的に助ける医療機器です。
よくドラマなどで、重症な患者さんの口に当てある機械、というとなんとなくイメージできるのでないでしょうか?

そもそも呼吸とは、
空気中の酸素を取り入れて、細胞の代謝で生じた二酸化炭素を排出する」
ガス交換のことを言います。

そのための重要な体の器官が「肺」です。

肺は、胸の中いっぱいに広がっている大きくてやわらかい臓器です。
右と左の2つからできていて、心臓のある左の肺は右より少し小さくなっています。

鼻や口から吸いこんだ空気は、気管 → 気管支 → 肺胞と流れていきます。

気管支は細かく枝分かれしているのですが、肺胞にたどりつくまでに23回分岐します。

では、1つの道が2つに分かれるとすると、通り方は全部で何通り?
2×2×2×...と、2を23回掛け算すると、、、約800万通り!

でも、実際は2つ以上分岐があったり、たどり着いた先の肺胞も複数個あるため、肺胞の数は成人で3~6億個!!
胸の中にこんな数の肺胞があるなんて、ちょっと想像出来ない数字ですよね。

この膨大な数の肺胞の一つ一つで、ガス交換が行われています。

 

続きは、
「臨床工学技士が扱う医療機器 ~人工呼吸器編②~」で★

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