作業療法士が扱う治療機器をご紹介★

みなさん、こんにちは!
作業療法士科教員の松本です。

今回は、姫路医療専門学校にあるリハビリテーションで使用される治療機器についてご紹介します。

IVES(アイビス)
疾病により、思うように手足が動かない、又は動かしにくくなった方への治療で使われる低周波治療器です。
筋肉に対して電気刺激を加える『ノーマルモード』、
対象者の筋活動を検出し、筋肉の動きに応じた電気刺激を筋肉に伝え、動作のアシストを行う『パワーアシストモード』、
残存機能の筋活動を検出し、麻痺側へ電気刺激を出力する『外部アシストモード』などがあります。

対象者の身体状況に合わせて調整することができ、運動麻痺の治療や拘縮予防の際に使用されることがあります。
  

 

Fieldo(フィールドゥ)
投影型リハビリテーションシステムといい、机の上や床に映像を映し出し、リーチ動作訓練や立位動作訓練、歩行訓練を行うことができます。
目標物の表示、順番通りに動く、避ける、覚えるなど様々な要素を取り入れることも可能です。

脳血管疾患(脳梗塞や脳出血など)による身体の麻痺、高次脳機能障害、認知症の方が対象となることが多く、その他にも小児のリハビリテーションや脚の骨折による立位バランスの練習などにも役立てられているようです。
  

 

今回、作業療法士が扱う治療機器について2つ取り上げましたが、VRを使ったものや動作をイメージしその時の脳活動を脳波として検出、電気刺激によって動作を実行するものなど様々なものがあります。

これからも最新の医療機器がたくさん出てくると思いますが、対象の方々に合うものを検討し、上手く利用していくこともリハビリテーションのやりがいや楽しさではないかと思います。

◆ 作業療法士のやりがい ◆

 

姫路医療専門学校では、このような治療機器を体験できるオープンキャンパスを実施しています。
なかなか体験できないものばかりなので、興味のある方はぜひご参加ください^^

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