作業療法士の実習って何をするの?高校生のうちに知っておきたい“学びの現場”
こんにちは、作業療法士科の教員の阿曽です。
今三年生は実習の季節になり、一生懸命頑張っています。
今回は実習をテーマにお話ししていきます!
「医療系の学校には実習があると聞いたけれど、どんなことをするんだろう?」
作業療法士を目指す高校生から、よくいただく質問です。
実習という言葉を聞くと、「難しそう」「厳しそう」と不安に感じる人もいるかもしれません。ですが、実習は学生にとって“現場でしか学べないこと”に出会える大切な時間でもあります。
今回は、作業療法士養成校で行われる実習について、わかりやすくご紹介します。
実習は「作業療法士の仕事」を体感する機会
作業療法士の仕事は、教科書だけでは学びきれません。
患者さんや利用者さんには、一人ひとり違う生活や思いがあります。
学校で学んだ知識をもとに、「この方はどんなことに困っているのだろう」「どんな支援が必要だろう」と考えながら関わるのが実習です。
最初から治療を担当するわけではありません。まずは現場を見学したり、作業療法士の仕事を観察したりしながら、少しずつ学びを深めていきます。

病院だけではない実習先
作業療法士が活躍する場所は幅広く、実習先もさまざまです。
例えば、
・総合病院やリハビリテーション病院
・介護老人保健施設
・福祉施設
・発達支援センター
・精神科医療機関
などがあります。
子ども、高齢者、身体に障がいのある方、こころの不調を抱える方など、多様な方々と関わる機会があります。そのため学生たちは、「作業療法士って本当にいろいろな分野で活躍しているんだ」と実感することが多いようです。
実習で気づく「人を見ること」の大切さ
実習に行った学生からよく聞く言葉があります。それは、「同じ病気でも困っていることは全然違う」ということです。
例えば、同じ手のけがをした人でも、
「仕事に復帰したい」
「料理を作れるようになりたい」
「趣味の楽器をもう一度演奏したい」
など、目標は人それぞれです。作業療法士は病気だけを見るのではなく、その人の生活や価値観にも目を向けます。

実習では、そのことを実際の現場で学ぶことができます。教科書の知識が「人の生活」と結びつく瞬間は、多くの学生にとって大きな成長のきっかけになります。
不安があっても大丈夫
「実習についていけるかな」と心配になる人もいるかもしれません。
でも、実習は突然始まるわけではありません。学校では事前に必要な知識やマナーを学び、先生方も学生をサポートします。
実習後には振り返りの時間があり、「できたこと」「次に頑張りたいこと」を整理しながら成長していきます。
最初は緊張していた学生も、実習を終える頃には「もっと学びたい」「作業療法士になりたい気持ちが強くなった」と話してくれることが少なくありません。
学校での学びが現場につながる
授業で学ぶ解剖学や心理学、リハビリテーションの知識は、実習を経験することでより深く理解できるようになります。
「この授業で勉強した内容は、こういう場面で役立つんだ」そんな発見があるのも実習の魅力です。
作業療法士養成校での学びは、知識を覚えるだけではありません。人と関わり、人の生活を支える力を身につけていく学びでもあります。

まずは未来の自分を想像してみませんか
進路選びでは、「どんな仕事なのか」だけでなく、「どんなふうに学ぶのか」を知ることも大切です。
実習は、作業療法士を目指す学生が大きく成長する貴重な経験です。そして、その経験を支えるのが日々の授業や仲間との学びです。
もし作業療法士という仕事や学校生活に興味があるなら、ぜひ一度オープンキャンパスに足を運んでみてください。
実際に先生や在校生の話を聞くことで、学びのイメージがぐっと具体的になります。未来の自分を想像する第一歩として、学校の雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。






