皆さんは「ダイアライザ」って聞いたことありますか？
ダイヤモンドの一種？　…ではありません（笑）。

腎臓の代わりとなって血液をろ過してくれる機械で、言わば「人工腎臓」！
人工透析には欠かせない医療機器です。

そんな現代医療に欠かせない医療機器を数多く製造・販売されている医療機器メーカー「ニプロ株式会社」さんに、6月15日（土）臨床工学技士科の1年生が見学実習にお伺いしました。

場所は滋賀県にある研修施設、iMEP（アイメップ）です。

ニプロ社製の様々な商品が展示されていて、「ダイアライザ」の構造や「注射の針」、「血圧計」など様々な機器の見学させていただきました。

 

そして、この見学実習のメインイベント！
「豚の心臓の解剖」です。

豚の心臓は人の心臓とよく似ており、解剖することで、心臓や弁、血液を供給する冠動脈の構造などを学ぶことができます。

まずは、実際に心臓を触ったり持ち上げたりして、実際臓器の質感を感じてもらいました。
思いのほか、平気な顔をしている学生が多い？

 

そして、いよいよハサミやピンセットを使い心臓を切り開いていきます！
学生たちは「これどうするの？」「ここで合ってる？」と悩みながらも、講師の先生の手順を真剣に真似て解剖を行っていました。

目の前にある心臓と、座学で学んだ知識を一つずつリンクさせながらの解剖★
みんな生き生きとした目で取り組んでいました！

 

続いては、集中治療室の患者を模擬した人形をベットからストレッチャーへ移乗する体験。
たくさんのコードやチューブが繋がっていて、苦戦しながらもお互いに声掛けをしながら移乗していきます。

この作業だけでも、お互いにコミュニケーションを取って、力を合わせることが必要です。

今回の見学実習では、実際に自分の目で見たり、手で触ったり、感じたりすることで、自分自身の体験として理解し、教科書で学んだ知識がより深まったのではないでしょうか。

医療人としての階段を一段上った学生は、少しだけ大きくなったようにも見えました。
この経験をこれからの勉強や病院実習、また臨床工学技士として就職してからも活かしていってほしいと思います。

 

ニプロ株式会社さん！
貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

 

 

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