耳が詰まる?音がこもる?何だこの感覚は!?

皆さんこんにちは。
言語聴覚士科、教員の杉本です。
暑い日々が続いておりますが、夏バテにはご注意ください。

さて、皆さんは夏と言えば何を思い浮かべるでしょうか?
海水浴に行く、祖父母の家に遊びに行く、避暑地へ行くなど…(^^)⁼3
車や電車、飛行機などに乗って移動される方もいらっしゃったのではないでしょうか。
そのような移動中、列車がトンネルに入った時や、飛行機が離着陸する時などに、耳が詰まるように感じたことはありませんか?
この詰まった感覚を専門用語でいうと「耳閉塞感」と言います。

皆さんはトンネル内などで、耳閉塞感があったらどのように対処しますか?
・唾を飲み込む
・耳抜きをする
などで対処される方が多いと思います。

耳閉塞感は、外界から鼓膜にかかる気圧が変化し、鼓膜の奥にある鼓室(こしつ)の気圧との間に差が生じて起こります。
何故このような対処で耳閉塞感がなくなるのかというと…実は「耳」と「鼻」は繋がっているのです!
ご存じでしたか?(^^)
耳と鼻を繋げているのは、「耳管」と言います。

耳管は普段は閉じていますが、あくびをしたり、唾を飲み込んだり、耳抜きをしたりすると開きます。
耳管は鼓膜の外側と内側の気圧のバランスを取り、鼓膜をピンっと張ります。
このため、耳抜きや唾を飲み込むのは耳管の機能を活用した圧調整の手段として非常に有効的です♪

口が乾燥し、唾が飲み込めない時などは、お茶を飲むことや飴を舐めることもおすすめです(^^)

 

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