医療事務から言語聴覚士へ。「こんな仕事ほかにはない」と思った体験談
みなさんこんにちは。
専任教員の児島です。
5月も半ばになり、
春から一緒に学んでいる学生たちも
少しずつ学校に慣れてきたかな、と感じております。
さて、姫路医療専門学校のホームページや
ブログを見てくださっている方のなかには、
「将来どんな仕事につきたいのか分からない」
「医療の仕事って実際はどんな世界なのかな」
「言語聴覚士に興味はあるけど本当に自分に向いているのか」など、
もうちょっと詳しく業界や仕事のことを知ることができないかなあ、と
思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、そんな皆さまに少しでも参考にしていただければと、
私の体験談を含めてどうやって言語聴覚士に決めたのかをお話したいと思います。
1期生の言語聴覚士科と言語聴覚士専科の生徒たち☆
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私は、言語聴覚士になる前は
病院で医療事務の仕事をしていました。
毎日患者さんやご家族と接している中で、
けがや病気になった方が帰られるときに
「お大事に」と声をかけますが、
心の中では「もっと何かできることがないだろうか」と感じている自分がいました。
そして出会ったのが『言語聴覚士』という
専門職だったのです。
先日のブログでお話した通り、
私は大学を卒業して他の仕事をした後、
30歳を過ぎてから言語聴覚士をめざすために
専門学校へ入学しました。
(前回のブログはこちら⇒言語聴覚士の先生紹介☆)
学ぶなかで、言語聴覚士は
からだの病気やけがだけではなく、
ことばやコミュニケーションの障害を持つ方にとって
思いをうまく伝えられないことの寂しさや辛さが
どれほどの痛みであるかを知らされ、
働きだしてからは患者さんと一緒に泣いたこともありました。
まだ私が新米のころ、
患者さんが言おうとしている言葉が何なのかを言い当てることができず、
絵を描いてみたり、しりとりのように頭の音を言ってみたり
二人で汗だくになって一生懸命ことばを探していたとき、
フッと緊張が解け、二人とも大笑いしてしまった、なんていうこともありました。
結局、最後まで「ことば」のやり取りは成功しなかったのですが、
その時の二人の間には確かにコミュニケーションが成立していました。
「ああ、言語聴覚士って、こんなすごい仕事なんだ。」と気づいた瞬間です。
今でも時々そのことを振り返りながら、
この職業に出会えて本当によかった、と思います。
世の中にはさまざまな職業がありますが
私が考える『言語聴覚士』という仕事は、
どのような状況にあっても決して諦めることなく
コミュニケーションの成功率を上げるための
専門スキルを提供すること、です。
子どもから高齢者の方までさまざまな年代の患者さんと接しますが
いろんな話をし、訓練をし、辛さも喜びも共有し、
そしてできなかったことができるようになった時の、あの感動。
こんな仕事、他にはないんじゃないかなあと思っています。
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今回の話の中で、
言語聴覚士はいろんな年代の患者さんの
リハビリをする内容がありましたね。
以前相談会に来ていただいた方の中で
「高齢者の方のリハビリは知っていたが、
子どもにもリハビリをすることを知らなかった」という方もおられました。
今度5/26(土)オープンキャンパスは、
実際にお子さまにご来校いただき、
「小児リハビリ」が体験できるスペシャルイベントです。
子どもをリハビリするとき、
言語聴覚士はどこを見ているのか、
どうやって訓練をすすめるのか、
大切にしていることとは、など
プロの技術をどう使うのかを直接見ていただけます☆
インターネットで調べるだけでは分からないことが知れるので
ご興味のある方はぜひいらしてください(*^_^*)
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- 【学校名】 学校法人神戸滋慶学園 姫路医療専門学校 兵庫県認可の専修学校 / 厚生労働省指定の養成施設
- 【所在地】 〒670-0927兵庫県姫路市駅前町27番2 tel.0120-616-187/079-226-8115 fax.079-226-8116
- 【交通】 JR姫路駅東口より歩行者専用デッキで徒歩4分
- 【学科】 ■作業療法士科〈昼間部3年制〉 ■言語聴覚士科〈昼間部3年制〉 ■臨床工学技士科〈昼間部3年制〉 ■救急救命士科〈昼間部3年制〉※2024年4月 誕生!