『心理学』が活かせる言語聴覚士の仕事
いつもブログを見てくださりありがとうございます☆
専任教員の杉本です。
先日、オープンキャンパスに来てくれた方の中に、
「心理学に興味があって調べたら言語聴覚士を知りました」という方がいらっしゃいました。
そこで今回のブログでは、
言語聴覚士が学ぶ「心理学」について
お話したいと思います。
なぜ言語聴覚士は心理学を学ぶのでしょうか?
その秘密に迫ります!
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言語聴覚士のカリキュラムには
「心理学」という科目があります。
臨床心理学や生涯発達心理学、学習認知心理学といったいろんな「心理学」を学びます。
では何故、心理学を学ぶのでしょうか。
言語聴覚士が関わる患者さんの中には
「失語症」という症状をお持ちの方がおられます。
「話すことができない」
「うまく発音ができない」
「相手が話していることが分からない」
という症状です。
皆さんの家族がいきなりこんな状態になったら、どう思いますか?
おそらく、
「どうやって接したらいいんだろう」
「何をしてあげたらいいか分からない」
と思われるのではないでしょうか。
言語聴覚士は、そんな患者さんとご家族とをつなぐ架け橋になります。
自分の意思を伝えられなくなった患者さんと、
そのご家族の不安に寄り添えるスキルが必要になります。
そのスキルを「心理学」で学ぶのです。
また、言語聴覚士は赤ちゃんから高齢者まで幅広い年齢層と関わります。
自分と異なる世代の患者さんと接するということは
相手の今までの生活や環境、
大きく言うと『人生』を理解してリハビリしていくことが必要です。
でも、こちらが理解したくても
話すことができないのであれば患者さんから情報をもらえないですよね。
なのでまずは患者さんの立場に立って
患者さんの気持ちを汲み取り、
そして信頼関係を築くためにも人の心を理解する技術(=心理学)が必要となります。
急に発症する病気になり
不安で仕方のない患者さんに少しでも前向きになってもらえるように
『共に歩む』ことができる言語聴覚士を
姫路医療専門学校では目指しています。
最後に・・・
言語聴覚士は、
直接体に触れてリハビリをする理学療法や作業療法とは異なり、
脳や耳、言葉などの機能回復を図るので
『直接見ることができない部分』が多くあります。
「話す」「聴く」「食べる」の機能回復だけではなく、
病気に対する不安な気持ちや
話したいのに話せないというもどかしい気持ちに寄り添って、
一人の患者さんとじっくり向き合いリハビリができる仕事です。
患者さんに「頑張ってリハビリをしよう」と思ってもらえるように
心のサポートができる言語聴覚士が増えたら
私も嬉しいです。
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ちなみに人の心に関わるお仕事として
他にも精神保健福祉士や臨床心理士があります。
この資格は、大学の養成課程を卒業しなければ取れない資格です。
みなさんが考えている資格は、
専門学校でめざせるのか?
大学でめざせるのか?
また、自分がどんな働き方をして
患者さんとどう接していきたいのかを考えて
職業選びをしてもらえたらと思います。
オープンキャンパスでは、
そんな話もできますので良かったら一度来てみてください✨
▼一押し!オープンキャンパス
11/7(日)10:00~12:30/14:00~16:30 心理学を活かせるお仕事体験
◇内容:学校紹介・校舎見学・体験授業・入試説明会・個別相談
▼それ以外にも、体験メニューをご用意
▼今後のオーキャンや個別相談会の日程はこちら
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- 【学校名】 学校法人神戸滋慶学園 姫路医療専門学校 兵庫県認可の専修学校 / 厚生労働省指定の養成施設
- 【所在地】 〒670-0927兵庫県姫路市駅前町27番2 tel.0120-616-187/079-226-8115 fax.079-226-8116
- 【交通】 JR姫路駅東口より歩行者専用デッキで徒歩4分
- 【学科】 ■作業療法士科〈昼間部3年制〉 ■言語聴覚士科〈昼間部3年制〉 ■臨床工学技士科〈昼間部3年制〉 ■救急救命士科〈昼間部3年制〉※2024年4月 誕生!