些細なきっかけでいい。【一般企業から言語聴覚士へ】先生紹介vol.1
みなさん、こんにちは。
入学事務局です。
今、会社勤めの方や、高校生で、
・将来どうなるか分からないから「手に職」をつけたい…。安定しているのは医療などの国家資格だけど、
→いきなり医療の勉強なんてできるの?
→身近に医療職の人はいないしどうやって仕事を選ぼう
そんな風に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
実は本校の入学生は社会人の方が3分の1ほどおり、
以前は医療と全く関係ない一般企業(営業職、デザイン職など)で働いていた、という方も多く相談に来られます。
今回は、今年から姫路医療専門学校に新しく入られた
言語聴覚士の専任教員の菊妻先生のエピソードをご紹介をしたいと思います。
一般企業から言語聴覚士になろうと思ったきっかけ、
学校選び、学校生活、就職後までお話してくださいました。
◇ ・ ◆ ・ ◇ ・ ◆ ・ ◇ ・ ◆ ・ ◇
言語聴覚士科 専任教員の菊妻愛味です。
私が言語聴覚士となったきっかけや卒業後に関わった仕事についてお話しします。
◆一般企業勤めから、「手に職」をつけようと
私は、大学を卒業後一般企業に勤めていました。
企業に勤めている間は、リーマンショックや派遣切りといった仕事を継続していくことができるかが不安な時期でした。
いよいよ仕事が続けられなくなったときに、「手に職」というのが脳裏によぎりました。
しかし、資格を取るためには学校に通わなくてはならないものも多く、現実的(金銭的)に難しいかな、と思っていました。
それでも、就職をして生活していかなくてはならず、経済情勢的に選ぶ余地もない状況でした。
せっかく入職したのに、また私自身の意思に関係なく退職せざるを得ない経験をしたくないという思いもあり、ひとまず手に職つけて働く方向で考えようと思いました。
◆どの業界を選ぼうか
探す上で、学校にいくなら入試が必要となりますから、ゆっくりと選んでいる時間もない中で、はずせないポイントを明確にしておくことにしました。
・どの業界が一番私にとって続けていくことができるか
・できるだけ早く資格を取ることができ就職ができるか
・求職があるもの
というポイントを主点として探すことにしました。
たまたま母が看護師として病院勤務をしていたため、
病院なら資格があれば働くところは多くありそうという漠然とした気持ちで、医療業界から選ぼうと比較的安易な気持ちで探したのを覚えています。
今から思うと、よくそんな気持ちで決めたな~と思いますが、そういうことも一つのきっかけなのかもしれません。
◆資格から、学校選びまで
色々と調べた上で、学費的にも時間的にも就職としても現実的な資格として、2年制の言語聴覚士科受験を決めました。
専門学校について知ったときにはオープンキャンパスは終了しており、実際の様子までは体験できなかったので、ホームページからの情報やパンフレットを頼りに、漠然としたイメージだけを持って入試に挑むことになりました。
なんとか、合格をいただいたときはほっとした気持ちとこれからが大変なのだ、という緊張感があったように思います。
◆入学後の、学校生活
入学後は、勉強は大変でしたが、明確な目標である
国家試験があったため、学科の仲間たちと過去問の点数を比べたりしながら勉強に励みました。
国家試験は6割以上の点数をとらなくてはならないという明確なラインがあります。
そこを目指してがんばるのは自分自身でしかなく、
先生方のサポートを受けつつ意欲をもって頑張れる勉強だと思います。
◆就職後・・・
卒業後は、岡山県にある病院に勤めました。
その病院では言語聴覚士がまだおらず、私が初めての入職であったので、形作りからすべて行っていきました。
新卒でしたが、小児から成人まで幅広く関われることを魅力に感じ、チャレンジしようと思ったのです。
はじめは、「言語聴覚士って何するの?」という疑問をもたれることも多くありました。
医師をはじめ、看護師、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、介護士など・・・同じ医療職でも言語聴覚士が何をするかを知ってくれている人は多くはいませんでした。
まずは言語聴覚士ってどういうものかを知ってもらうことからはじめ、土台を作っていきました。
分野としては、成人領域のリハビリテーションからはじめ、2年目からは小児領域のリハビリテーションへの介入も開始し、気づけば、小児から成人まで幅広い世代層へのリハビリテーションの提供を行っていました。
毎日が忙しく、うまくいかないこともありましたが、とてもやりがいのある充実した日々を送ることができたと思います。
そこでは常勤で9年間働き、今度は言語聴覚士をめざす学生さんを支えることができる教員になろうと、姫路医療専門学校に来ました。
◆最後に、皆さんへ
きっかけは、憧れたから…とか、
言語聴覚士になって色々な人を助けたい!とか、
仕事をしていて知識不足を感じたから学びたい!というような強い思いが私にあったわけではありません。
しかし、学校で学んでいくうちに、仕事をしていくうちに、言語聴覚士になってよかったな、目指してよかったなと思えるようになりました。
目指すきっかけは些細なことでもいいと思います。
在学中に、どんな言語聴覚士になるかを考えてもいいと思います。
今、病院では本当に言語聴覚士がまだまだ足りておりません。
興味が少しでもあるなら、オープンキャンパスに参加したり挑戦してみるのもいいと思います。
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菊妻先生、ありがとうございました。
きっかけは些細なことでいい…言語聴覚士の先生にそう言ってもらえると、一歩踏み出せる気がしますね。
ただ、菊妻先生は自分自身で大切にしたい軸をもって選択していましたね。
”・どの業界が一番私にとって続けていくことができるか
・できるだけ早く資格を取ることができ就職ができるか
・求職があるもの “
そして、学費・時間・就職のことを考え、
言語聴覚士を選ばれました。
自分自身で大事にしたことをもって選択することが重要ですね。
ただ、一人で大きな決断をすることは難しいと思われますので、気兼ねなくご相談ください。
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- 【学校名】 学校法人神戸滋慶学園 姫路医療専門学校 兵庫県認可の専修学校 / 厚生労働省指定の養成施設
- 【所在地】 〒670-0927兵庫県姫路市駅前町27番2 tel.0120-616-187/079-226-8115 fax.079-226-8116
- 【交通】 JR姫路駅東口より歩行者専用デッキで徒歩4分
- 【学科】 ■作業療法士科〈昼間部3年制〉 ■言語聴覚士科〈昼間部3年制〉 ■臨床工学技士科〈昼間部3年制〉 ■救急救命士科〈昼間部3年制〉※2024年4月 誕生!