リハビリの仕事って何があるの?
みなさんこんにちは。
いつもブログをご愛読いただき
ありがとうございます。
作業療法士科教員の阿曽です。
今日は私の経験から感じる
リハビリの仕事【理学療法士・作業療法士・言語聴覚士】についてお話ししましょう。
まだ目指す医療職を決めかねている皆さんは必見。
自分だったらこんな風に働きたい!という視点で、
ぜひ最後まで読み進めてください。
まず・・・そもそもリハビリって
何なのでしょうか?
ドラマでよく見る、病院での歩行訓練を
思いつきやすいですが
リハビリとは障がいや疾患をお持ちの方が
可能な限り元の社会生活を取り戻すことを意味しています。
どうすれば可能な限り
元の暮らしを取り戻せるのか?と考えたとき、
医療のプロは3つの視点に注目します。
※ICF(国際生活機能分類)
-「生きることの全体像」についての「共通言語」- 参照
①心身機能・構造
②活動
③参加
例えば右手の麻痺がとれて
①の身機能が元どおりになった
患者さまがいらっしゃったとします。
自分で手を動かすことができるのですから
一見、元の生活に戻れているように思えますね。
ところがその患者さまが一人で買い物に行けず
家に閉じこもっていたら…??
②の活動や③の参加が果たせていないことになり、リハビリとしてはまだ不十分だといえます。
つまり3要素にバランスよく働きかけることが、
効率的なリハビリなのです。
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リハビリ職のプロは、各専門性を活かして患者さまを支援しています。
例えばストレッチや運動などの訓練は
①の機能に働きかけるものです。
その中でも身機能にのみ関わるのが、動きのスペシャリストと言われる理学療法士✨
そして、首から上のリハビリを行うのが言語聴覚士。話すこと・聴くこと・食べることを支援します。
私が経験上感じたこととしては
この2つの職種は固定的で、
①の機能面に大いに関わる医療職だということ。
それだけ専門性が高く、
カッコいいなあと思います。
一方作業療法士は流動的で
①心身機能・構造②活動③参加の全てに
関わります。
そのため働いていた頃は、
理学療法士や言語聴覚士から
作業療法士はズルい😐と言われたことがあります(笑)
もっと簡単に言ってしまうとオールマイティ。
効率的なリハビリを行うための
3要素全てに関われるところは、
作業療法士ならではといえると思います。
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じゃあ作業療法士がスゴイ?と
言われるとそんなことはありません。
たくさんの領域に関与できるからこそ、
他の医療職からの協力が必要です。
例えば身機能に働きかけるとき、
理学療法士と共に患者さまを支援することがあります。
その中で、患者さまが喜んでくれそう!と思えば
レクリエーションなどの提案をします。
(たくさんの領域に対応ができる作業療法士ならではの特徴です。)
その結果、理学療法士が関与した
身機能がさらに良くなるという
相乗効果が生み出されることもあります。
そんな時は理学療法士や患者さま、
そのご家族などたくさんの方々と
喜びを分かち合うことができます。
このような感動体験を通じ
私は、作業療法士とは活躍の幅が広いからこそ
他職種との連携が求められると感じました。
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- 【学校名】 学校法人神戸滋慶学園 姫路医療専門学校 兵庫県認可の専修学校 / 厚生労働省指定の養成施設
- 【所在地】 〒670-0927兵庫県姫路市駅前町27番2 tel.0120-616-187/079-226-8115 fax.079-226-8116
- 【交通】 JR姫路駅東口より歩行者専用デッキで徒歩4分
- 【学科】 ■作業療法士科〈昼間部3年制〉 ■言語聴覚士科〈昼間部3年制〉 ■臨床工学技士科〈昼間部3年制〉 ■救急救命士科〈昼間部3年制〉※2024年4月 誕生!