臨床工学技士科 BLOG

2017.10.30 (月)臨床工学技士科

臨床工学技士のお仕事紹介!

寒くなってきましたね~。

そろそろ新しい冬物コートの購入を考えている

臨床工学技士科の小笠原です。

医療系へ進学することは決まったけれど、

どの職業にしようか迷っている・・・。

そんな悩みや不安をお持ちの方も多いかと思います。

 

医療職は専門職です。

自分に合った仕事を決めるには、

やはりその職業の事を深く知ることがポイントですね!

そこで今回のブログでは、今必要とされる医療職のひとつとして

注目が集まっている『臨床工学技士の仕事』についてご紹介しますね!

 

少々長くはなりますが、私の現場経験や

法律上のお話などを交えてお伝えしていきますので

ぜひご参考にしてください!

 

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【目次】 (クリックすると関連記事へジャンプします)

1.臨床工学技士っていつから出来た資格?

2.法律で定められた臨床工学技士の仕事範囲

3.臨床工学技士の代表的な仕事について

4.「保守管理」ってどんな仕事?

5.期待される「臨床工学技士」という仕事

6.海外の臨床工学技士

7.臨床工学技士に求められる能力とは?

 

 


1.臨床工学技士っていつから出来た資格?

臨床工学技士(りんしょうこうがくぎし)の名称を始めて聞く人もいらっしゃるかもしれませんが、臨床工学技士は1987年に法整備され誕生した医療系国家資格の中では比較的新しい資格です。

ここで疑問が浮かんできませんか?

透析治療や心臓手術というのは臨床工学技士が誕生する以前から行われていましたが、一体誰が透析装置や人工心肺装置の操作を担っていたのでしょうか?

 

実は医師や看護師、時には臨床検査技師が担当していました。

経験豊富な心臓外科医師の中には、若い頃に人工心肺を操作した経験の有る方もいらっしゃいます。

現在、臨床工学技士の資格をお持ちの方の中に看護師や臨床検査技師の資格もお持ちの方がいらっしゃるのはそういった背景も関係があります。

 

しかし前述のどの職種も、透析や人工心肺といった専門的な教育を受けられているわけではありません。

そこで、医療機器を専門的に扱う職種として臨床工学技士の必要性が高まったのです。

 

2.法律で定められた臨床工学技士の仕事範囲

以下は臨床工学技士法の抜粋です。

【第二条】この法律で「生命維持管理装置」とは、

人の呼吸、循環又は代謝の機能の一部を代替し、

又は補助することが目的とされている装置をいう。

この法律で「臨床工学技士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、

臨床工学技士の名称を用いて、医師の指示の下に、

生命維持管理装置の操作(生命維持管理装置の先端部の身体への接続又は身体からの除去であつて政令で定めるものを含む。以下同じ)

及び保守点検を行うことを業とする者をいう。

 

法律なので難しいですね~。

簡単に表現すると、医師の指示の下に

「生命維持管理装置」という医療機器の操作や

メインテナンスをする人ということです。

 

3.臨床工学技士の代表的な仕事について

臨床工学技士の代表的な業務と言えば、

「血液浄化」「人工心肺」「人工呼吸器」

「医療機器の保守管理」の4つが挙げられます。

主な対象患者さんは(一部例外もありますが)

「血液浄化」=「腎臓が悪い患者さん」

「人工心肺」=「心臓が悪い患者さん」

「人工呼吸器」=「肺や気道に問題がある患者さん」

と言えます。

どの臓器も生きていくうえで欠かすことの出来ない大切な臓器ですので、

これらの機能の一部を補助・代替する医療機器を

「生命維持管理装置」と呼びます。

4.「保守管理」ってどんな仕事?

「医療機器の保守管理」は“医師の指示無し”で行うことの出来る仕事です。

保守管理を簡単に表現するとメインテナンスです。

医療機器も機械ですので、経年劣化により故障しやすくなります。

 

もし貴方が患者さんだったら?

可能な限り、綺麗できちんと整備された物を使って欲しいですよね?

 

古くて汚れていて、きちんと動くの?

という機械を使って欲しい患者さんなんて居ないと思います。

 

保守管理の仕事では

医療機器を綺麗に拭いたり

壊れていないか点検したり

壊れていれば修理したりもします。

修理に多額の金額が必要であれば、新しい機器を購入した方が結果的に安くなる場合もあります。

 

大きな総合病院には1000台近い医療機器が存在します。

大学病院クラスの規模になると、3000台を超えることもあります。

 

一度に大量の医療機器を購入すると、一度に必要な金額も大きくなりますし、

壊れる時期も同じ時期になってしまいます。

そこで、各病院では毎年少しずつ機器を購入して、メインテナンスや

購入の時期をずらすような工夫もされています。

 

というように、保守管理の仕事では全病院規模の

大きな視野で見据えた

コスト意識も必要になります。

 

5.期待される「臨床工学技士」という仕事

臨床工学技士の代表的な仕事については先に述べました。

しかし、科学技術が発展し、医療機器もめざましい進歩をとげている現在、

臨床工学技士の業務の幅も拡大の一途を辿っています。

 

現在臨床工学技士が携わっている業務としては、

「カテーテル業務」

「高気圧酸素治療業務」

「内視鏡業務」

「不整脈治療業務」

などが挙げられます。

 

活躍の幅が広がっている領域としては、

「集中治療室」「新生児集中治療室」「整形外科」「眼科」「美容外科」

などと、多岐にわたります。

 

一昔前までは、「手術室の仕事=人工心肺」というのが定番でした。

 

しかし手術室では他にも様々な診療科が手術を行います。

たとえばレーザー装置を用いた手術は、眼科や産婦人科などでも行われますので、

一口に手術室の仕事と言っても、病院によって携わる仕事は異なります。

 

6.海外の臨床工学技士

海外には臨床工学技士という職業はありません。

医師が海外で働く場合

語学試験を受けたり

臨床研修を受け、試験に合格すれば海外の病院で

勤務することが可能ですが

臨床工学技士の資格は日本国内のみで有効です。

 

アメリカを例にすると、

透析業務にはhemodialysis technician

人工心肺を専門にする人は「perfusionist

呼吸療法を専門にする人は「respiratory therapist

手術室で働くには「operating room technician

医療機器管理をするには「biomedical technologist

というように、それぞれ別の専門資格を取得しなければなりません。

 

資格の取得も非常に狭き門で、難易度も高いと言われています。

日本の臨床工学技士は一つの資格で様々な業務を行いますが、これは世界的に見ても珍しい資格と言えます。

 

海外で活躍したい!とお考えの方は是非挑戦してみては!?

 

7.臨床工学技士に求められる能力とは?

臨床工学技士の業務について紹介してきました。

では、臨床工学技士に求められる能力とは何でしょうか?

 

臨床工学技士の仕事の多くは医療機器に関わることですので、

工学的な知識は必要そうですね。

患者さんの命を預かりますので、

医学的な知識も当然必要ですよね。

 

患者さんと関わることが多い仕事ですので、

コミュニケーション能力も必要です。

 

もう一歩進めて考えてみましょう。

 

臨床工学技士が操作する

医療機器は誰に使用されていますか?

患者さんの周囲には、他にどんな人がいますか?

患者さんは今どんな表情で、どんな状態でしょうか?

どんな気持ちでしょうか?

患者さんの身体の中ではどんな事が起こっているでしょうか?

 

ということを“想像する力”も大切です。

 

結局、色々な能力が必要なのですが、

安心してください。

 

始めから何でも揃っている人なんていません!

 

大切なことは、

自分のことを省みて、

良い所を伸ばしたり、弱いところを認めて

自ら改善に取り組んでいける能力が必要なのだと思います。

 

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いかがでしたでしょうか?

もっと臨床工学技士のことや

臨床工学技士科の学びについて知りたい!

という方はぜひ姫路医療へお越しください。

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