臨床工学技士の【誇り】とは?先生の学生時代から現在までの経験インタビュー
臨床工学技士のブログのご覧のみなさん、こんにちは。
専任教員の小笠原です。
夏休みも終わり2学期が始まりましたね。
皆さんはどんな夏休みを過ごされましたか?
私の高校時代の夏休みと言えば
部活の思い出しかありません。
(ちなみに陸上部で幅跳びと三段跳びをしていました)
宿題はと言うと、半分を7月中に終わらせて
残り半分をダラダラと1カ月をかけて終わらせていく感じでした。笑
さて、
高校3年生の皆さんは残りの高校生活も半年を切り、
進路選択の最終段階に来ているのではないでしょうか?
高校1・2年生の皆さんは
そろそろ自分の進路について真剣に考え始め、
希望する職種や学校を探し始めている頃でしょうか?
そんな皆さんに参考にしていただけるよう、
今回のブログでは
私の学生時代と医療現場での経験を踏まえ、
①『こんな人に医療を志してほしい』
②『姫路医療専門学校の臨床工学技士科で大切にしていること』
という2点についてお話していきますね。
「医療の仕事に就くということはこういうこと」という視点でご覧いただければと思います。
■私が臨床工学技士をめざした理由
私は臨床工学技士の専門学校を卒業後、医療現場で10年以上働いてきましたが、
専門学校に進学したのは、実は完全なる偶然だったんです。
高校時代は文系で、数学は苦手中の苦手でしたし理科系科目も嫌いでした。笑
成績は下から数えた方が早いくらいで
学校も休みがちで部活のために登校していたような高校生でした。
“なんとなくカッコいい”という理由だけで医療系の専門学校に進学し、
その仕事に就いている人が当時は今よりもっと少なかったので選んだのが臨床工学技士だったんです。
ですので、今、高校生の皆さんが本校のオープンキャンパスに参加して
自分の将来について真剣に悩まれている姿を見ると、
偉いなぁと感心してしまいます。
■私の専門学校学生時代
そんな高校時代を過ごしていたので
正直、専門学校での生活も辛いときがありました。
学習習慣が身についていなかったので勉強についていけず、
数学や物理など嫌いな科目ばかりで欠席が増えていきました。
結果、1年生のときはずっとクラスの下位でした。
しかし2年生からは一生懸命勉強し、
検定を取得したり前向きに勉強に取り組むことができて成績がグングン伸びました。
なぜそんなに伸びたのか?
今思えば基礎科目から医学系科目に変わり勉強が面白くなったことと、
競いあえるクラスメイトと先生がいたからだと思います。
卒業時には表彰もいただきました。(* ̄^ ̄*)
■医療現場で学んだこと
臨床現場では
人工透析や医療機器管理から始まり、人工心肺や人工呼吸器といった業務にも携わりました。
その中で一番頑張ったのは
新生児や小児の集中治療です。
子供たちや保護者の方の喜んでくださる顔が見たくて、
とにかくがむしゃらに勉強して他の医療スタッフに働きかけていきました。
理解してもらうのに苦労したり、なかなか伝わらない方もいましたが、
同じくらい協力してくれる理解者もたくさんできました。
高校生から専門学生にかけて、
医療に対して本当に何もなかった自分がどうしてここまで頑張れたのか…。
一番はやはり
大切な患者さんとの出会いと別れです。
医療従事者には守秘義務があるので詳細を紹介することはできませんが、
一番はじめのきっかけは高齢の患者さんがお亡くなりになったときです。
治療に濃密に関われば関わったぶんだけ
「なぜ助けられなかったのか」
「何をすれば助けることができたのか」
「アレがあれば…」など
後悔や反省をしました。
自分の無力や無知を知り、それからは
「次に同じような患者さんと関わるときには絶対に助ける」
そのためにもっと勉強しよう!と思うようになりました。
■私が大切にしていること
思い返してみると、私が頑張れるきっかけは
“人”なんだと思います。
専門学生時代に頑張ろうと思えたのもクラスメイトや先生でしたし、
現場で働いていた時に頑張れたのも全て“人”がきっかけです。
そして人と人を繋ぐのは、
日々の何気ないコミュニケーションとその積み重ねによって形成される信頼関係なのだと考えています。
私が考える『医療を志してほしい』人は、
他者を思いやることができる優しい心を持った人です。
医療現場では全ての患者さんを助けると断定できません。辛いことも多くあります。
人の死に触れて何も感じない人は、
落ち込むこともないでしょうが、力に変えることもできないでしょう。
思いやりあふれる優しい人は
心が辛くなることもあるでしょうが、きっと自分の力に変えていくことができます。
私が患者なら、そんな医療従事者に診てもらいたいです。
本校の『臨床工学技士科が大切にしていること』もやはりそういった人間教育です。
医療に携わる者として、患者さんや他の医療従事者から信頼される
ヒトとしての魅力をもった臨床工学技士になってもらいたいと思っています。
■医療の仕事に興味があるみなさまへ
本校では3年次に臨床実習で実際の現場に赴きますが、
そんな実習や就職してすぐの新人期など
実力や経験のない時期に、いかに周囲とコミュニケーションをとり円滑に業務をすすめ、
信頼関係を築くことが大切かを学生に伝えています。
信頼関係は一週間や一ヶ月で築かれるものではありません。
日々の挨拶や、ちょっとしたルールや決まり、約束事の順守。
実はここに学生生活という集団生活の中で磨かれる人間関係が集約されます。
正直、学生時代に勉強ができないことなどは、ほとんど問題になりません。
国家試験に合格することさえできれば、卒業後はいくらでも勉強するチャンスはあるのですから。
今、医療業界に興味をもっている全ての方。
医師・看護師・薬剤師・臨床工学技士・臨床検査技師・診療放射線技師・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士…なんでも良いと思います。
今、勉強に自信がなくたって良いんです。文系だって別に良いんです。
学校に入ってから頑張れば良いんですから。
ただし!頑張るためには、
医療人になって人を助けたい。
患者さんに寄り添いたい。
そんな“想い”と“意志”が大切です。
想いがなければ維持することは難しく
意志がなければ前に進むことはできません。
勉強するのは自分自身だからです。先生がやるわけではありません。
・こんな先生に教えてもらいたい。
・こんな先生がいるなら入学してみたい。
・こんな先輩がいるならこの学校信頼できるかも。
そんな“人”との出会いがあるのもオープンキャンパスの魅力ですし、
“人”をキーワードにする学校選びも良いと思いますよ?
はじめのきっかけは僕のように
「なんとなく医療って良いなぁ」でいいと思います。
そんな方は、ぜひ一度本校に来てみてください。
いかがでしたでしょうか。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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さらに
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- 【学校名】 学校法人神戸滋慶学園 姫路医療専門学校 兵庫県認可の専修学校 / 厚生労働省指定の養成施設
- 【所在地】 〒670-0927兵庫県姫路市駅前町27番2 tel.0120-616-187/079-226-8115 fax.079-226-8116
- 【交通】 JR姫路駅東口より歩行者専用デッキで徒歩4分
- 【学科】 ■作業療法士科〈昼間部3年制〉 ■言語聴覚士科〈昼間部3年制〉 ■臨床工学技士科〈昼間部3年制〉 ■救急救命士科〈昼間部3年制〉※2024年4月 誕生!